松むら鮮魚店 鯛佐

こだわり尽くしのだしまきたまごが名物！　鮮魚からお惣菜まで充実の品揃え

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鶴来中心部「レッツ鶴来店」内の美味しいテナント店の一つ、「松むら鮮魚店 鯛佐」さん。新鮮な魚介はもちろん手作りのお惣菜が豊富で、地元の主婦にとっても頼りにされているんです♪

鮮魚店としての歴史は約100年。現在は4代目のご主人がお店を切り盛りされています。魚の仕入れは金沢の市場に毎朝足を運んで吟味。お客さんの顔を思い浮かべながら、喜んでくれそうな魚を選ぶそうです。「街中から離れているので、家でごちそう気分になれるものも用意しておくんですよ」とご主人。
この日も、香箱カニの甲羅盛りやむき身、白子など豪華なラインナップ！　これをおかずに晩酌がすすみそうです～。

こちらはご主人の妹さん。きさくな笑顔で本日のおすすめを教えてくれますよ。

4代目がさらに充実させたのが自家製のお惣菜。元々仕出しも手がけていたことから、どんどん種類を増やしていったそう。お店回りには、名物のだしまきたまごやほうらい寿しなど、ズラリと美味しそうなお惣菜が並んでいます♡

こちらも名物商品のどじょう唐揚げ（25ｇ250円～）。鶴来ならではの珍しい一品で、滋養強壮（元気が出る）や目にいいということで喜ばれています。リピーターも多く、連日売り切れてしまうほどの人気とか。パリパリの食感が香ばしく、ビールのおつまみにもぴったりです！

ほかにも、煮物やきんぴら、ポテトサラダ、金沢の郷土料理のベロベロなどなど。これで晩ごはん一式が揃っちゃいますね♪

こちらが店主の松村さん。ハンチング帽子に蝶ネクタイ、カフェエプロン姿と、とってもおしゃれな雰囲気ですが・・・
「魚屋っぽくないでしょ。明るくお客さんを迎えたくてカフェのスタッフをイメージしてみたんです。最初登場したときはおなじみのお客さんに大爆笑されました（笑）。このスタイルでニッコリすると、みなさん和んでくださるんですよ」（松村さん）

自慢の一品は、だしまきたまご500円。見た目はごくフツーのだしまきたまごですが、違うんです！　鶴来の銘酒「菊酒」、鶴来名物のたまごかけご飯（通称：TKGY）のだし、能登のいしる、能登の塩と鶴来の糀で作った自家製塩糀など、こだわりの素材がいっぱい！！
「昔ながらの味に少しずつ工夫して、今の味にたどり着きました。ポイントは自家製塩糀で、ほかの調味料の味をまとめてまろやかな風味にしてくれ、食感もふわっとやわらかくなるんです」（松村さん）

お話を聞いたら、断然味見したくなりました！　早速買って、近くの無料休憩所「横町うらら館」へ。こちらは約180年前に作られた町家を再利用したもので、とっても趣がある建物です。天気がいいので、外のベンチで一休み♪

さきほどのだしまきたまご。一口ほおばると、優しい塩味と奥行きのあるうま味が口の中にじんわりと広がります。これは何切れでも食べられそう！　またリピートしたくなる味わいです。

そして、もう一つ買ったのがスペシャル弁当の「うな丼」1080円。このボリュームでまさかのお値段！　要予約品ですが、地元で大人気ということで予約してあったんです。特製の甘めのタレでしっかり味付けされていて、ご飯とともに食べると激ウマ。うなぎは高級品になってしまい、もう食べれないかなーと思っていたので、嬉しさ百倍でした。2名から前日までの予約でこの贅沢感が味わえます。“うなぎ好き”の方、ぜひ食べてみてくださいね♪

（2017年11月取材）