りんどう

岩魚・鮎・ニジマスなど川魚ファンが全国から来店！　季節の名物メニューも見逃せない

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川魚の美味しさが評判となり、県外客も多いお店「りんどう」さんを訪ねてみました。お昼時は駐車場がいっぱい！　やはり賑わってますね～。

店内に入ると、囲炉裏で焼く岩魚が目に飛び込んできました。香ばしい匂いが漂って美味しそ～。この方が2代目ご主人の和田さんです。

同店では白山ろくで育った岩魚を中心に直接仕入れ。店内には大きな生け簀があり、生きたままの新鮮な川魚を調理しています。吟味した質のよい魚は全国の川魚ファンの間でも有名♪　岩魚の塩焼きは通年食べられますが、6～9月は鮎もOK。こちらは長良水系で育ったものを仕入れているそうです。

大正時代の建物をモデルに作られた店内。テーブル席のほか小上がり席もあります。オーディオ好きのご主人のこだわりのスピーカーからはクラシック（ジャズの場合も）が流れ、とっても落ち着ける空間です。

席についてメニューを見ると、こんな可愛らしいページがあって、ますます癒やされます♪
オーダーはすでに決めてあって、この時期大人気という“あの定食”を注文しました！

ほどなくスタッフさんが「熱いので気をつけてくださいね」と笑顔で運んでくれたのが、粕なべ定食・岩魚塩焼き付2200円。※なべ定食のみは1600円、11月中旬～3月末の限定メニュー。

粕なべ定食には、ボリュームのある粕なべに小鉢、漬けもの、炊き込みご飯が付きます。炊き込みご飯は鳥越のお米を使用。具材は季節ごとのお楽しみ♪（この日はホクホクのムカゴが入ってました！）

粕なべの味付けは地元の酒粕と味噌を使用。ニジマスのつみれがたくさん入っていて、これがまた美味なんです！　地元の新鮮なニジマスをすり身にし、加賀丸いもとショウガでまとめ、フワフワの食感に仕上げてあります。魚臭さは全くなく、鶏肉に似た優しい風味でした。
粕なべは、2代目ご主人が冬の名物にと試行錯誤して作り上げたメニュー。ニジマスつみれの美味しさが評判をよび、毎年これを目当てに訪れるお客様も多いそうです。食べた後は、体の芯から温まってポカポカに。幸せ気分に浸れますよ♪

実はお店にはもうひとつ名物が。通年味わえる、草もちぜんさい800円です。地元の菓子店が手摘みのよもぎを使って作るおもちが2個も入っていて、このねばりがまたスゴイ！

炭火で焼いたおもちの香ばしさと、北海道産小豆のほのかな甘みが絶妙なバランスです。
甘味メニューはこの一品だけなのにファンも多く、なんとおかわりする人もいるそう！！

今回は冬のメニューを堪能しましたが、春は山菜やタケノコ、夏は鮎やそうめんなど季節のお楽しみもいっぱい♪　通年味わえる定食メニューも豊富にあり、いつ訪れても満足できるお店です。

（2017年11月取材）